精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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ボンデ鋼板(亜鉛メッキ鋼板)採用による納期短縮

BEFORE

 屋内で使用される機器に関しては、母材を安くする目的でSPCCがよく採用されますが、これに防錆のためにメッキ処理を行った後、塗装処理を行うと、納期もコストも掛ってしまいます。
①SPCC ②メッキ処理 ③塗装

AFTER

SPCCにメッキと塗装を行うより、電気亜鉛メッキ鋼板(ボンデ鋼板)に塗装を行う方が納期短縮になります。
 電気亜鉛メッキ鋼板は材料の段階で表面にメッキが施されている状態なので、これに直接塗装を行うだけで防錆が達成できます。SPCCから電気亜鉛メッキ鋼板に切り替えるだけで、メッキ工程を省くことができるので納期短縮になる上、コストも低減することができます。
①ボンデ鋼板 ②ボンデ鋼板 塗装

POINT

 精密板金に使用する鋼板には、SPCC・SECC・ボンデ鋼板などがありますが、用途に応じて適切な鋼板を選択することが、納期短縮とコストダウンに繋がります。防錆のため塗装が必要なケースは、SPCC+メッキ+塗装とするよりも、ボンデ鋼板に塗装を行うだけにする方が、納期短縮が実現でき、コストダウンにもなります。

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