精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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4部品を1部品にしてコストダウン

BEFORE

フレームの上に、同じフレームを重ねて使用するために、その押さえを4部品で設計されていました。それら部品は、この図のように、板厚違いの部品をスポット溶接したものを、さらにフレームに溶接する構造となっていました。このように違う板厚の部品を使うと、部品点数が増えるので、当然ながらコストは上昇してしまいます。

AFTER

そこで当社からは部品の使用方法をしっかりお聞きした上で、4部品を一体化し、溶接なしの曲げ加工のみの1部品とすることでコストダウンを実現しました。なおこの部品の製作にかかる時間は30%減となりました。

POINT

当初4部品だった理由は、同じサイズのフレームを重ね合わせるためにフレーム外枠より0.5mmだけ外にはみ出させるために薄板をスポット溶接する構造でした。これへの対処としては、当社では専用の金型を製作し1部品でも段差を0.5mm設けることで対応いたしました。なお当社は各種機械加工の設備があるので、社内で金型設計・製作が可能なので、こうした対応はスピーディーに行うことができます。

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