精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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【75%CD:その溶接、必要ですか?】部品一体化の提案事例

BEFORE

今回は、様々な機器で精密板金を設計されている方は、おそらく思いつけない構造で提案し、コストダウンを実現した実例をお伝えいたします。
左の図面は、お客様から精密板金加工.comにお送り頂いた図面です、このような製品形状になると、どうしても分割形状にした上で、フル溶接をすることが必要になってしまいます。こういう設計がされるものは、ある程度の強度が求められるケースが多くあります。
しかし、この構造は、2部品をブランク加工しなければならない時間と管理コスト、溶接自体の作業時間、全周溶接による大きな歪みの発生、それに伴う歪み取り、焼け跡除去などが必要となってしまいます。

AFTER

この部品が果たすべき機能を制限しないのであれば、左の写真のように大きく構造を変更することで、劇的なコストダウンを行うことができます。この変更後の部品は1つのブランク材を3か所曲げるだけで完成するもので、先ほど述べた2部品から構成され、溶接が必要であることから発生する様々な課題や問題点を一気に削減することができます。

POINT

精密板金は、子部品といえど、溶接を無くして折り曲げだけで完成させることができれば、大きなコストダウン効果を得ることができます。これにあたっては、製品の用途をしっかりと把握する事が重要となりますが、精密板金加工.comを運営する㈱協和工業では、お客様から製品の設計段階でご相談を頂ければ、効果の高いVE提案を行うことが可能です。

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