【10%CD】パイプ溶接品の部品一体化
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丸パイプや角パイプを左の図面のようにエルボ形状にする場合、多くの場合は二分割にて設計を行い、溶接で接合するという工法が取られます。しかし、このような分割・溶接構造にすると、部品同士の位置出しが困難になり、段差が生じたりするなど、精度に大きな影響が出てしまう上、位置決めに時間がかかるのでコストアップの要因ともなります。
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丸パイプや角パイプをエルボ形状にする場合は、分割ではなく一体化するように設計します。左の図のように折り曲げできる形状にすることで、位置だしが容易になり、溶接作業も簡単に行えます。このような設計と工法を取ることで、一般的なケースでは10%ほどコストダウンを行うことが可能となります。
POINT
2つの部品を1つに合わせるには、溶接のほかに、位置決め、歪みとり、焼け跡除去などの作業が必要になります。しかし、2部品を1部品とする、今回のケースでは位置決めしやすいような形状で1部品としておくことで、飛躍的に作業効率が高まり、結果としてコストを抑えることが可能となります。