精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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美観重視の大きなR曲げは、ベンディングロールを活用する

BEFORE

精密板金では、鈍角から直角に曲げ加工を行うことで製品を作り出しますが、外観部品などにおいては、大きなR形状を作り出すような曲げ加工を求められることがあります。この大きなR曲げ加工は通常、プレスブレーキを用いて板厚の2~5倍のピッチで数十回程度、甘い曲げ加工を行うことでR形状を作り出します。このようにしてR曲げ加工を行うと、写真のようにヤゲン跡がついてしまい、美観を追求する外観部品の場合はNG判断になることもあります。

AFTER

大きなR曲げが必要な精密板金を依頼する際には、その精密板金メーカーがベンディングロールを保有しているかをよく確認すると良いでしょう。ベンディングロールを用いれば、Beforeでご紹介したようなプレスブレーキのヤゲン跡のようなキズ無しに、Afterの写真のようななめらかな曲面で加工をすることができます。

POINT

プレスブレーキを用いてR曲げを行う際、美観を重視すると曲げ回数を増やす必要が生じ、そのために加工コストと時間がかかってしまいます。また、どれだけ曲げ回数を増やしたとしても、ベンディングロールでR曲げを行った方が、キレイに仕上げることができます。
なお、精密板金加工.comを運営する協和工業では、幅:1.5mまでに対応できるベンディングロールを保有しており、お客様の精密板金のニーズにお応えいたします。

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