精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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【時間1/5、見た目向上!!】スポット溶接の採用でコストダウン

BEFORE

例えば、溶接幅が50mmのボックス形状の精密板金があった場合、TIG溶接を採用するか、スポット溶接を採用するかで、コストも見た目も大きく変わってきます。仮にTIG溶接を行った場合は、50mmの幅を溶接したのちに、グラインダーで仕上げを行う必要があり、1辺を仕上げるにも時間がかかる上、仕上げ品質にもどうしても限界があります。

AFTER

このTIG溶接+グラインダー仕上げを、スポット溶接だけに変更することができれば、溶接にかかる時間を1/5に出来、かつ見た目も向上させることができます。50mmの溶接幅の場合、精密板金加工.comでは2打点でOKとしているので、単純に、4辺の溶接が必要な場合でも12秒しかかかりません(ちなみに、TIG溶接+グラインダー仕上げは、1辺だけでも15秒必要)。
このように、どんな溶接方法を選択するかによって、精密板金の製作に必要な時間(=コスト)は変わってきますし、見た目も大きく向上させることができるので、吟味することが重要です。

POINT

なお、スポット溶接を採用する場合は、折り曲げが必要となったり、スキマができるので水密・気密が求められる精密板金においては、注意が必要です。

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