精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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製品外観をキズから守る場合は、保護フィルム貼り材を使用する

BEFORE

 精密板金では、材料を移動させたり、あるいは工具を当てたりするので、何も保護が無いとどうしてもスリ傷が発生してしまいます。特に磨き材などの外観を重視する材料では、少しの傷が製品不良となってしまいます。特に、曲げ加工後に製品を重ねたりする際にキズがつきやすくなります。

AFTER

精密板金において工程上のキズを回避するためには、丁寧に扱うことに加えて、左の写真のような保護フィルムが貼られている材料を使用することで回避します。この保護フィルムによって、スリキズのほか、曲げ加工時のヤゲン跡等が低減し、綺麗な外観品質を確保することができます。

POINT

精密板金で外観を重視した製品を製作するには、作業現場の5Sに加えて、材料自体にキズが付かないような対策を施すことが必要であり、その中で最も有効なのが保護フィルムを貼った材料を使用することです。ただし、保護フィルムを貼った材料は通常の材料よりコストアップするので注意が必要です。さらにレーザーカットを行った部分は最後の工程で脱脂が必要になります。

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