精密板金加工の外観品質向上とコストダウンを両立させるためのVA・VE設計技術情報満載

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屋外で使用するカバーはガルバリウム鋼板を採用する

BEFORE

 屋外で使用する機器のカバーは防錆と共にカバー内部の温度上昇をなるべく抑えることが求められます。精密板金で多く採用されるSPCCは、そのままでは錆びる為塗装が行なわれますが、年月が経過するとどうしても錆びが生じます。また、炎天下で使用すると高温になり、内部の機器にも影響が出てしまいます。

AFTER

屋外で使用するカバーは、炎天下で内部の機器の温度が上昇するので、SPCC+塗装ではなく、遮熱効果の高いガルバリウム鋼板を使用することが望まれます。
 ガルバリウム鋼板は熱を通しにくいという特性があるので、SPCCに比較するとカバー内部の温度が上昇しにくい上、SPCCに比較すると耐食性も高いので、屋外に設置する機器のカバーには非常に適しています。

POINT

 産業機器などのカバーは、SPCCやSECCで製作されています。しかし、これらの材質を使ったカバーを屋外で使用すると、日光によってカバー内部の温度が上昇し、内部の機器に影響が及ぶこともあります。従ってガルバリウム鋼板を用いれば、その高い遮熱性によって内部の温度上昇を抑えることができ、かつ耐食性も高いので屋外で使用するカバーには最適な材質です。

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